【徹底解説】利尻登山の交通および宿泊先の手配について

登山レポート

登山用品ショップ ups+downs のスタッフブログ『山あり谷あり』です。


利尻山登山では交通手段と宿泊はどうすればいいか悩ましいところ。
参考までに今回の手配内容について紹介させて頂きます。
※首都圏からの発着です
【関連記事】孤高の山~利尻山登山

 

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今回の手配内容

結論としては下記のように手配しました。
まず、日数ですが、雨を考慮し3泊4日することにしました。
中2日の天気の良い日に登山、もう一日に観光の予定です。

手配時期:2月
旅行日程:2025年7月24日(木)~7月27日(月)
7/24 羽田→新千歳→利尻
7/25 登山または島内観光
7/26 登山または島内観光
7/27 利尻→新千歳→羽田
※実際は27日は天候不良のため飛行機が欠航となったため延泊し28日に帰りました。

飛行機
ANA(羽田~新千歳経由~利尻)
往復で63,980円

宿泊先
旅館富士(鬼脇エリア/食事、送迎なし)
8,800円/日、3泊で26,400円

レンタカー
まごころレンタカー(空港からレンタル)
24,000円
借用期間:24日13:30から27日13:30までの72時間
24時間まで12,000円、その後24時間毎に6,000円/日
旅館富士に宿泊で初日分が14,000円→12,000円に割引

二人で行ったのでレンタカー代は割り勘で、一人当たり約11万でした

 

 

①利尻島までの交通手段
②利尻島内の交通手段
③宿泊先

飛行機代および宿泊費とも日程によってかなり価格が倍ほど違います。
同じ曜日でも週ごとに値段が違いました。
航空券および宿泊先とも2月頃に手配しました。
宿泊先ですが、この時点で日程によっては既に満室のところもありあした。
一方で夏季しか営業しておらず、電話しても出ないところもありました。

①利尻島までの交通手段
利尻島までの移動として、下記のような手段が考えられます。
a)羽田から利尻への直行便利用
b)新千歳などを経由しての乗り継ぎ便利用
c)稚内まで飛行機、稚内からフェリーで利尻へ
d)札幌から稚内まで電車やレンタカー、長距離バス等を利用
などなど

選択肢が多過ぎるので、今回はa)直行便とb)新千歳経由分の二択で検討しました。
▼ちなみに飛行機で行くと、この景色が見れます。

②利尻島内の交通手段
空港や登山口までの往復を含め、交通手段の確保が必要です。

鴛泊の町から鴛泊コースの登山口まで車で約5分、空港までも10分程度なので、登山だけを考えたら宿泊先の送迎でも問題ないと思われます。
ただ観光(特に雨の場合)を考えるとレンタカーがあると便利です。
なお鴛泊の登山口までバス運行はありません。
登山口から鴛泊町内まで歩けなくはないようです。
(歩く気にはなれませんが・・・)

ちなみに島内を一周廻る路線バスがあります。
またタクシーのほか、レンタサイクル、レンタルバイクなどもあります。

登山時間の自由度や市内観光の際の利便性、宿泊地(鬼脇)の状況からレンタカーを借りることにしました。
なお今回の宿泊先「旅館富士」とまごころレンタカーは系列のため、割引がありました。
レンタカーを稚内などで借りる場合はフェリー代も考慮しましょう。
▼今回の相棒

③宿泊先
利尻島のホームページ『りしぷら』で宿泊先を検索。
【リンク】りしぷら
電話で宿泊費のほか、食事の有無、空港や登山口までの送迎の有無などを確認しました。
利尻ではあまり飲食店はありません。
素泊まりの場合、近隣に飲食店があるかも重要です。
またホームページで登山口までの送迎ありと記載されていても、電話すれば来てくれるパターンや、送迎の時間が決まっていたりと様々です。

意外に重要なのがエアコンの有無です。
情報によると利尻のエアコン普及率は10%程度。
今回ニュースにもなった猛暑だったので、かなり暑かったです。
西日の当たる部屋だったのですが、扇風機しかなく、かなり寝苦しかったです。
※東側の部屋の人は涼しかった模様。

今回レンタカーを借りる前提で、登山口や街からは遠いですが、価格的に鬼脇エリアにある旅館富士に泊まることにしました。


素泊まりのみです。
評価としては、可もなく不可もない民宿です。

徒歩7~8分程度のところの居酒屋「うえ田」で、食事ができます。
※定食もあります

小さい商店もあります。
▼一階が商店、二階がカフェバー

 

番外編(飛行機欠航の巻)

今回、天候不良のため帰路の飛行機が欠航しました。
参考までに今回の対処についても記載します。

7月27日
12:30 飛行機の欠航決定
16:40 鴛泊港からフェリー出港
18:20 稚内港到着

7月28日
10:50 10時37分のバス満車のため臨時便バスに乗車
13:25 稚内空港発(ANA)
15:05 羽田空港着

12時30、ロビーで待機しているところ欠航のアナウンスが流れ、空港カウンターで移動手段の変更をしました。
翌日が出勤日であったのもあり、一番早く東京に着く手段を検討してもらいました。

まず当日16時発のJALの羽田直行便は満席とのこと。
※この便もこの時点で飛ぶかは不明
また翌日早朝の新千歳からの便利用ですが、札幌行の夜行バスが満席ということで不可。
翌日の利尻発に振り替えるのかと思ったのですが、翌日の天候も不安定で稚内まで行った方が安全とのことで、翌日の稚内発の便に振り替えました。

このような事態が良くあるのかスタッフの説明も手馴れており、稚内エリアのホテル一覧も用意されてました。
一覧には稚内駅と南稚内駅近郊のホテルが混在してるので注意してください。
稚内駅の方が、フェリー港からも近く、空港行のバス利用にも便利です。
▼チケット振り替え一覧

▼稚内のホテル一覧

▼稚内のフェリー港

飛行機代は振替で無料でしが、フェリー代(2,990円/人)とホテル代(8,800円/人)は自腹です。
痛い・・・。

時系列は以下の通りです。
7月27日(日)
12時30分
欠航が決定。
カウンターにてチケット振替後、鴛泊フェリー港に移動します。
▼カウンターに長い列

3時間ほど暇なので、向かいのペシ岬に期せずして登頂。
他の皆さんも登ってました。
▼標高約100mのペシ岬

16時40分
フェリー出港。
▼欠航の影響か、ほぼ満席でした

▼曇りで利尻山も見れず

18時20分
稚内港到着。
ここで、稚内駅でなく南稚内駅近くのホテルを予約してしまったことに気付きました。
電車もいい時間がなく、節約のためタクシーを使わずホテルまで歩くことにしました。
徒歩20分程度。
途中、セイコーマートで夕飯購入。

スマホで地図を見ながら歩いていたところ、転倒!
血だらけです。
歯も欠けました。
踏んだり蹴ったり。

19時15分
ホテル到着

空港行のバス時刻表をもらいます。
空港までは15分程度の模様。
バス停はスグ近くです。

7月28日(月)
バスの時間まで暇なので、近くを散策。
と言っても観光スポットもなく、開いている店も少ないで単なる散歩・・・、と思っていたらいきなり鹿が出現っ!
町中で鹿に遭遇するとは。。。

10時過ぎ
空港行のバス停へ。
▼ドラックストアの裏です

バスですが、飛行機欠航の影響と思われますが満車で乗れず。運転士さんにスグ臨時便が来るからそちらに乗ってと言われました。
しかし、なかなかバスは来ず・・・。

10時50分
やっとバス到着。
11時半ころ発の飛行機に乗る人は、あせってました。
バス順路が手前の稚内駅エリアに宿泊すべきだったと痛感しました。

11時10分
稚内空港到着。
出発ロビーでセイコーマートで事前に買っていたおにぎりなどで昼食。

13時25分
稚内空港出発
飛行機は満席です。

▼なんと利尻山が!

▼雲の上はいい景色

15時5分
やっと羽田空港到着。
安堵しました~。

 

稚内での一泊は余分でしたが、これも一つの経験だと思うことにしました。
利尻登山手配のお役に立てば何よりです。

 

 

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