【雪山初心者の登山】黒斑山(表コース)

登山レポート

登山用品ショップ ups+downs のスタッフブログ『山あり谷あり』です。

雪山装備にはお金が掛かる・・・。
ということで少しずつ準備していますが、まだ不十分な状態です。
そんな装備不十分での雪山登山について紹介させて頂きます。
今回はガトーショコラと称される浅間山の眺望がある黒斑山にに行きました。

北横岳によりワンランク上で、雪山登山2回目としては最適だったと感じました。
天候に恵まれ、浅間山の他、アルプスの山々を見ることができました。

登山日:2025年1月18日(土)
<行き>
7:40 車坂峠登山口<表コース>
9:40 槍ヶ鞘
10:00 トーミの頭
10:30 黒斑山山頂 到着

<帰り>
10:45 黒斑山山頂 出発
12:30 車坂峠登山口<表コース>

 

①天候×気温
②アクセス&駐車場
③登山道について
④圧巻の眺望
⑤トイレ事情
⑥今回の服装と装備の感想
⑦高峰高原ビジターセンターと山小屋事情
⑧高峰ホテル

 

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①天候×気温

この日は晴天で無風。
最高の天候に恵まれました。
登山開始時:0℃
山頂:6℃
駐車場到着時は超絶寒かったですが、登山時にはそれほどでもありませんでした。

②アクセス&駐車場
登山口の車坂峠前の高峰ホテルにバス停、高峰高原ビジターセンターに無料駐車場があります。
登山口、高峰ホテル、高峰高原ビジターセンターは隣接してます。
駐車場ですが、到着時(6時15分)は半分程度埋まっており、7時の時点でほぼ満車でした。

道路の状況ですが、ビジターセンター手前約3㎞程からうっすら雪がありました。
行きはノーマルタイヤで行けましたが、帰りは下りで怖いのでチェーンを付けました。

③登山道について

距離も勾配もそれなりにありました。
そこそこ登山者がおり、登山道はトレースされていました。
とは言え、雪深いところもあるのでアイゼンが最適かと思います。
今回は軽アイゼンで行きましたが、歩きずらい箇所がありました。
同じ場所をアイゼンの方はサクサク歩いていました。
道幅が狭かったり急坂もあるので、スノーシューやワカンでは歩きずらいかもしれません。
ちなみにチェーンスパイクの方も結構いました。
また、ほとんどの方がストックを使用していました。

序盤に表コースと中コースがあり、途中で合流します。
2つの登山口は10mくらいしか離れておらず、スグ横にあります。
↓登山口/車道から入っていきます。

中コースに比べ、表コースは景色が良く、距離が若干長いです。
我々は行き帰りとも表コースで行きましたが、帰りの景色が良く感じました。
行きと帰りで違うコースを行くようであれば、帰りに表コースを選ぶことをオススメします。
余裕がある方は、もう少し先の蛇骨岳までチャレンジしてみましょう。

④圧巻の眺望
山頂はもとよりトーミの頭など、ところどころ絶景ポイントがあります。
黒斑山山頂から見た浅間山は迫力あります。
個人的には槍ヶ鞘手前から見た北アルプスの山々の景色が好きです。
途中、日本語ペラペラの外人さんから「あれが槍、あれが剣」と教えてもらいました。
↓見事な北アルプスの眺望

↓中央の凹部が大キレットだそうです

↓右が立山、左が剣岳だそうです

↓黒斑山の木々

黒斑山の山頂ですが、狭く大勢が休むことができない感じだったので、早々に下山しました。
↓山頂は狭い

⑤トイレ事情
本コース中、トイレはありません。
ビジターセンターは7時過ぎから使えます。
コース的にそんなに早く出発する必要もないので、ビジターセンターでトイレを済ませてから出発しましょう。
ちなみにビジターセンターのトイレはとても綺麗です。
↓左奥がトイレ/1Fです

高峰高原ホテルのトイレは10時まで使用不可とのこと。
ビジターセンター先のアサマ2000スキー場のトイレは24時間使用可能みたいですが、スキー場までは約700m。
歩いて行くにはちょっと遠いです。

⑥今回の服装と装備の感想

■上着
網々のアンダーウエア、当社のトレッキングTシャツ、ジャージ、パタゴニアのマウンテンパーカー。
予備にダウンジャケットも持っていましたが、使うことはありませんでした。

■パンツ
トレッキングパンツの上にワークマンで買ったレインパンツ
アイゼンやピッケルなど鋭利なものが多いので、本来は上下ともハードシェルなどを着用すべきでしょうが、持っていないので今回は雨具で代用です。
この日は天候に恵まれたので、それほど着込む必要もありませんでした。

■靴と靴下
靴下と靴は新調しました。
靴下はモンベルのアルパイン仕様(メリノウール)
靴は雑誌PEAKSで雪山対応と紹介されていたKEENの『レベル フォーミッド ポーラー』。
まったく寒さを感じることなく快適でした。

■手袋
100円ショップの薄手手袋、登山用手袋、厚手のミトン
登り始め、登山用手袋だけで登ってたのですが、寒さで指に激痛が!
薄手手袋とミトンの重ね着用に変更。
下山時は登山用手袋だけでOKでした。
手袋もいくつか持っていくようにしましょう。

■帽子、ネックウォーマー、サングラス
歩き始めは顔周りが寒かったです。
無印良品の耳当付き帽子を着用。
登りは終始耳当てをしていました。
首廻りには鼻水対応を兼ねて、タオルをマフラー代わりに巻いてました。
これで問題ありませんでした。
サングラスは2000円程度の安いUVカット仕様。
雪道が視認しやすい様、色が薄目のものにしました。
雪目対策にサングラスは常時着用してました。

■装備
軽アイゼンとチェーンスパイクを持っていきました。
(というかそれしか持っていない)
終始、軽アイゼンで歩きましたが、急坂では上り下りとも滑って歩きずらかったです。

ストックはあった方がいいです。
尚、ピッケルを使ってる人はいませんでした。

■バック類
ハードウエアの雪山用リュックと弊社の登山用前掛けバック”タロキンバック”をチョイス。
ちなみにリュックは軽さが気に入って買ったのが、たまたま雪山用だっただけです。
雪山用リュックは脇ポケットなどがありません。
カメラ・スマホの出し入れや手袋を外したい時に不便を感じました。
ほとんどの人は普通のリュックを背負ってました。
今回、タロキンバックを掛けていたので、手袋やカメラの取り出しに助かりました。
おなか廻りの冷えも軽減してる感じがしました。

【ups + downs】登山用タロキンバッグ

■行動食
モンベルの魔法瓶に暖かいお茶をいれていきました。
山頂で飲む日本茶は絶品です。
雪山では凍結しずらい物がいいとのことで、パンやお煎餅を持っていきました。
ちなみにどら焼きは餡が冷たくなり、歯に沁みました。。。
(美味しかったですが)

⑦高峰高原ビジターセンターと山小屋事情

ビジターセンターはとても綺麗で、展示室やカフェがあります。
下山後、このカフェでお茶しました。
眺めも良くいい時間を過ごせました。
また雪山装備のレンタルや雪山登山のツアーの開催などもしているようです。
↓展示室

↓カフェ

↓お食事と”ガトーショコラ”を頂きました。

⑧高峰ホテル
日帰り入浴ができるようです。
【リンク】高峰高原ホテル

 

■■今回の下山口■■

おつかれ山です。

前回の北横岳に続き、最高の晴天に恵まれました。
圧巻の景色を楽しめた素晴らしい山行となりました。

「汗をかかないようにする」「手袋は雪に付けない」など、何気に雪山講習の知識が役に立ったと感じました。
宜しければ、下記リンクを参照ください。
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情報お役に立てば幸いです。

 

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