【最北の百名山】孤高の山~利尻山登山

登山レポート

登山用品ショップ ups+downs のスタッフブログ『山あり谷あり』です。

日本百名山の利尻山に登ってきました。

まさに島全体がひとつの山。
これぞパノラマビューです。
山頂から見える360度、海へと繋がる景色は、ここでしか見れないでしょう。

【関連記事】利尻登山の交通および宿泊先の手配について

 

日程:2025年7月24日(木)~7月28日(月)
7月24日 羽田→利尻
7月25日 利尻山登山
7月26日 利尻島観光
7月27日 天候不良のため飛行機欠航/急遽、稚内で一泊
7月28日 稚内→羽田

登山日:7月24日 晴れ
4:25 鴛泊登山口 出発
8:05 長官山/八合目
10:15 山頂(休憩 )
15:10 鴛泊登山口 到着

 

★一般情報
①利尻山登山の概要
②交通手段と宿泊について
③山頂について
④登山道(鴛泊コース)について
⑤トイレについて
⑥気候について
⑦山小屋と水場
⑧下山後の楽しみ
⑨利尻島の印象

★登山記録

 

好きな服を着て 好きな山へ行く

Online shop

 

一般情報

①利尻山登山の概要
利尻山の登山コースは鴛泊(おしどまり)側からの鴛泊コースと沓形(くつがた)側からの沓形コースと2つあります。
鴛泊と沓形は利尻島の中でも大きい町で、フェリー港もあります。
鴛泊コースが中級者向け、沓形コースは上級者向けとされており、多くの方は鴛泊ルートで登ります。
登山口も鴛泊登山口は駐車場やビジターセンターなどがあり充実しています。

▼駐車場/この一段下にも駐車場があります。

2つのコースは山頂付近で合流します。
鴛泊コースで登り、沓形コースで下山ということも可能です。
なお今回、沓形ルートは崩落のため通行止めになっていました。
▼通行止めの表示

②交通手段と宿泊について
利尻登山においての問題は登山そのものより、交通手段と宿でしょう。
参考までに今回の手配内容を金額等を含め下記リンク記事にて紹介させて頂きます。
【徹底解説】利尻登山の交通および宿泊先の手配について

③山頂について
まさに円錐形の頂点にいる感じです。

360度、どこを見ても海へと繋がる景色は唯一無二の絶景でしょう。

山頂はそれほど広くありませんが、休憩できます。
風が強いことが多いためか、バーナーを使ってる人はいませんでした。

ちなみに山頂は北峰と南峰があります。
南峰の方が若干高いですが、現在立ち入り禁止となっています。
▼スグそこの南峰

▼崩落で立ち入り禁止

④登山道(鴛泊コース)について
三合目付近から登る長丁場。
上り6時間、下り4時間で休憩含め11時間程度が目安です。
登山道は明瞭で分かり易く、危険な箇所も特にありません。
山容の通り、序盤は緩やかで五合目くらいから徐々に勾配が急になっていきます。
▼序盤はゆるやか

各合目に道標がありで休憩できます。

七合目あたりから視界が開け、利尻登山らしい景色が望めます。
合目表示や山頂が見えたりと着々とゴールに近づいてる実感があり、思ったより長くは感じませんでした。
▼七合目(胸突き八丁)から視界が開ける

▼山頂のように見えますが、長官山(八合目)です。

▼長官山で、いよいよ(ほぼ)山頂が見えます。

▼後半は勾配が急なところあり

⑤トイレについて
利尻登山では携帯トイレを持って行く必要があります。
道中、3か所にトイレブースがあります。

携帯トイレを便座に取り付けて用を足します。

登山口に携帯トイレ専用のゴミ箱があります。

トイレブースは臭いもなく清潔です。
使用した人の感想としては、意外に快適だそうです。
携帯トイレは登山口の他、コンビニなどでも購入可能です。
一袋500円で、2~3回使えます。
▼青い袋が携帯トイレ。結構大きいです。

▼今回は鴛泊にあるスーパー『ニコット』で購入しました。

鴛泊コースのトイレブースは下記の通り
・六合目の少し上
・八合目と九合面の間にある利尻山登山小屋裏
・九合目

⑥気候について
北海道での登山、どんな服装が悩むかと思います。
今回の状況について紹介いたします。
猛暑の影響もあるかと思いますが、登山道には一切雪はなく、気温は登山口で20度、山頂で22度、終始半袖でした。
▼ups+downsのトレッキングTeeとタロキンバック

暑かったので、結構水分を取りました。
甘露泉水移行、水場はないので十分に持って行きましょう。
気温が高いのもありやや空気が淀んでいたように思います。
もう少し早い時期の方が景色は良かったかもしれません。
▼方向によっては雲が掛かってる

また全周海ということで風が強いところがあります。
帽子などが飛ばされないように気を付けましょう。

⑦山小屋と水場
利尻岳山小屋
宿泊してる方がいました。

水場
甘露泉水以降、水場はありません。
・登山口の水道

・甘露泉水
登山口から約500m。
日本名水百選です。
冷たく美味しいお水でした。

⑧下山後の楽しみ
コカ・コーラ
自販機でキンキンに冷えたコカ・コーラ500mlが売ってます。

利尻富士温泉(湯泳館)
鴛泊の登山口から車でスグです。
趣のある建物ではないですが、いい湯加減で登山後に最高でした。
大人500円。
休憩処もあります。

居酒屋力丸
湯泳館のスタッフに紹介してもらいました。
料理も美味しく、料金も良心的でした。
17時から開店してるのも嬉しいです。

⑨利尻島の印象
一周約60㎞の静かな島です。
登山口のある鴛泊と沓形という地域が比較的栄えてますが、商店や飲食店はそれほど多くありません。
また飲食店も食堂というより飲み屋的なところが多いです。
もちろんファミレスなどは皆無で食事をするのに少々困りました。
コンビニ(セイコーマート)は24時間ではないのでご注意を。
食事は少々高く感じましたが、日常品の物価は特に高くなかったです。
むしろセイコーマート特有の品揃えに興味深々でした。

あちこちに絵のマップが置いてあります。
全ての飲食店や商店が載っていると言っても過言ではない地図なので活用しましょう。

鴛泊と沓形は車で約10~15分程度の距離です。
鴛泊は空港からも近く、稚内行のフェリー港もあるため交通の要所です。
宿泊施設や商店、飲食店が点在しています。

沓形は鴛泊に比べコンパクトな町で、町内であれば歩きで十分廻れます。
飲食店はこちらの方が多いです。
塩ラーメンで有名な味楽もこちらにあります。
▼味楽の行列

利尻は登山には最高と思いますが、観光地としては個人的には弱いかなという印象です。
ウニ割りとか何千円も払ってする気持ちになれない・・・。
特に雨だとサイクリングもできません。
景勝地が島全体に点在してるのでレンタカーがないと厳しいような気がしました。

登山記録

朝3時起床
宿泊地の鬼脇から鴛泊の登山口までレンタカーで移動です。

4時00分
登山口に到着

4時30分
用意を済ませ、靴を洗い、いよいよ出発です。
▼利尻の自然保護のため、外来物を洗い落します

登山口近くの湧き水『甘露泉水』で給水します。
▼やや汲みづらい

五合目までは、なだらかです。

5時50分
五合目到着。
徐々に傾斜がきつくなってきます。
第一展望台(六合目)辺りで視界が開けます。

山頂のような箇所が見えますが、それは八合目の長官山です。

道中ずっと眺めがいいです。

8時00分
長官山(八合目)に到着。
いよいよ山頂が見え始めます。

正確にはこの山頂っぽいところの裏に山頂があります。
ただスグ裏なのでゴールと思ってしまいましょう。

一度、利尻岳山小屋へ向かって下ります。
小屋を過ぎると、また登ります。

お花畑も綺麗です。

9時00分
九合目に到着。
最後のトイレとなります。

山頂まであと約1時間!
▼道標に「ここから正念場!」のエール

途中、資材置き場があり、資材運搬の協力要請があります。

先程まで見えてた山頂らしき場所を抜けると、本当の山頂(北峰)が見えてきます。

10時15分
山頂到着。

▼ロウソク岩がジャンダルムみたいでカッコイイ

地場のコンビニ『セイコーマート』で購入した蒸しパンを頂きました。

 

 

■■今回の下山口■■

 

やや雲があったものの、やはり唯一無二の景色でした。
また離島での登山は一味違います。
個人的には登山後の海鮮料理での打ち上げが最高でした!
情報お役に立てば何より。

 

 

好きな服を着て 好きな山へ行く

 

【ups+downs】スリーブジャケット 1型

【ups+downs】トレッキングTEE

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました