登山用品ショップ ups+downs のスタッフブログ『山あり谷あり』です。
マレーシアのキナバル山に登山に行きました。
せっかく海外へ登山に行くのであれば、日本ではできない登山をしたい!
キナバル山は東南アジア最高峰。
標高は4095m、富士山超えの高さにチャレンジです。
本編ではキナバル山登山について紹介させていただきます。
登山日:2025年5月20日~21日
コースタイム 4時間45分
<1日目>
7:00 ホテル発
9:00 キナバル山公園本部着
9:40 ティンポホン登山ゲート(登山開始)
14:00 ラヤンラヤンハット(昼食)
17:10 山小屋到着
<2日目>
※荒天のため登頂不可になりました
8:10 山小屋出発(下山開始)
13:25 ティンポホン登山ゲート
①キナバル登山の概要
②登山道について
③登山中の食事について
④気候
⑤高山病対策
⑥持ち物について
■登山記録
好きな服を着て 好きな山へ行く
①キナバル登山の概要
キナバル登山は1泊2日で頂上を目指します。
1日目は標高1866mの登山口から標高3300m付近の山小屋まで登り、夕食後、仮眠を取ります。
2日目は未明(2時~3時半)より山頂にアタック。
出発時間は登山スピードや天候などによってガイドが調整します。
登頂後、一度山小屋に戻り、朝食後、下山します。
キナバル山は入山規制があり、山麓にある公園本部にて入山手続きをする必要があります。
↑公園本部
入山手続きをするとIDカードが渡されます。
登山口のティンポホン登山ゲートでIDカードを見せ、署名した後、ゲートを開けてもらいます。
登山の際にはガイドの同伴が義務付けられています。
ガイドはキナバル山周辺の住民の方です。
英語が通じます。※それほど流ちょうでない人もいます。
今回のガイドさんは、とやかく指示をすることはなく、いい感じの距離を保って後ろから付いてきてくれました。
↑今回のガイドさん
二日目の登頂の際、途中のサヤサヤ小屋にあるゲートでIDカードのチェックがあります。
山頂に行くには、このゲートを6時半までに通過する必要があります。
また、荒天の際はゲートが閉鎖される場合があります。
ゲートの封鎖(登頂の可否)ついては、山小屋で発表されます。
ゲート封鎖の際は、山小屋から下山することになります。
ネットで検索したところ、年間5回程度ゲートが閉鎖するとの情報がありましたが、現地で聞いたところ、もう少し頻度が多いようです。
実際、今回比較的雨の少ないとされる5月に行ったのにも関わらずゲートが閉鎖され登頂することができませんでした。
キナバル山の登山ツアーは、日本の旅行代理店から現地エージェントを通じて手配できます。
本ツアーには、入山料、山小屋宿泊費、ガイド料、キナバルのホテルからの送迎など必要な内容がほぼ全て含まれています。
今回の費用はRM3140(11万円くらい)でした。
公園本部ではスーツケースなど手荷物も預かってくれます。※別料金
また、山小屋ではチェックアウトまで部屋は使えるので、登頂時は必要最小限のものだけを持っていきましょう。
②登山道について
山小屋までは約6km。
0.5kmおきに表示があります。
4kmから先、やや傾斜がきつくなります。
早い人で約4~5時間、ゆっくり登って7時間程度の道のりです。
登山道は整備されており歩きやすいです。
山小屋までの道中、ほとんどが階段ですが、段差はそれほど大きくないです。
熱帯地域らしく雨が多いですが、さほど水たまりは気にならなかったです。
とは言え、雨で滑るところもあるので下りでは特に気を付けましょう。
熱帯地域ということで標高3000mをあたりでも樹林帯です。
↑登山道越しのキナバル山
途中、いい間隔でシェルターがあり、休憩に便利です。
シェルターにはトイレ、水道のほか、ゴミ箱があります。
ゴミ箱があるとこんなに便利です。
トイレは水洗です。
トイレットペーパーは流せませんが、ゴミ箱があるのでスグに捨てれます。
直接ゴミ箱に捨てるのもなんなので、小さめの黒いビニール袋などを用意しておくといいでしょう。
もちろんトイレットペーパーは無いので持参しましょう。
キナバル山にはウツボカズラが自生してますが、良く見ないと気付けません。
私は他の登山者にウツボカズラの場所を教えてもらいました。
歩きやすいとは言え、長丁場。
下山時、脚にかなり疲労がたまります。
個人的にはこれまでの登山で一番筋肉痛がひどかったです。
YAMAPでキナバル山を検索できます。
キナバル山中では「インターネット接続がありません」と表示されましたが、YAMAPは使えました。
<山小屋~頂上について>
今回、荒天のため山小屋から上への登山が禁止となってしまいました。
頂上までの情報無く、申し訳ありません。
③登山中の食事について
登山ツアーには下記の食事が含まれています。
<1日目>
・昼食用のお弁当
・山小屋での夕食
<二日目>
・登頂前の軽食
・朝食
・下山後の公園本部内レストランでの昼食
下山後の昼食はビッフェで優雅なレストランで頂きます。
楽しみにして頑張りましょう。
なお、水以外、コーヒーを含め飲み物は別料金です。
④気候
年間の気温差は少なく、一年中登山可能です。
雨が降ることが多いので、雨対策は必須です。
下記のような大まかな気候の傾向はあるようですが、それほど差は無いようです。
2月~5月 比較的天候が安定
7月~9月 強風が吹くことがことがあり
10月~11月 雨が多い
⑤高山病対策
高山病は年齢や体力より、体質による影響が大。
酸素量の増減に敏感な人がなったりするようです。
高山病対策としては
・ゆっくり登る
・酸素タブレットなどを服用する
などが挙げられます。
また、登山中でなく、就寝中の呼吸減少によって高山病の症状が出ることもあるようです。
今回、天気の悪化(気圧の変化)のせいか、我々は寝てる間に症状が出ました。
軽く歩いたり座って大きく呼吸をすることなどで、体が順応し回復することがあるとのことなので試してみましょう。
それでも治らない場合は、下山しましょう。
高山病の特効薬は「標高を下げる」です。
⑥持ち物について
キナバル登山に必要と思われる物を紹介させて頂きます。
・雨具
フードをしてると蒸し暑いので傘を差している人も多いです
・ザックカバー
・手袋
登頂の際に必要です
・ストック
雨で足場が悪いところがあるので、下山時は特に便利でした
・ヘッドライト
登頂時のほか、消灯後の小屋で便利です
・ティッシュペーパー
シェルターにはトイレットペーパーはなく、山小屋でも切れていることがあるので持っていきましょう。
・ビニール袋
シェルターのトイレはトイレットペーパーは流せません。
トイレットペーパーをゴミ箱に捨てる際に、黒のビニール袋があると便利です。
・防寒対策(ダウンジャケット、薄手のブランケットなど)
・高山病対策(酸素タブレットなど)
・行動食
長丁場なので、あるといいです。
昼食セットは甘いものが多いので、しょっぱいものがあるといいかも。
※小屋にスリッパもしくはサンダルがあるので、替えの履物を持っていく必要はありません。
お役立ち情報も記載しているので、是非ご覧ください。
※キナバル登山の記事、頑張って作成中
東南アジア最高峰キナバル山の登山。
登り甲斐は最高です。
手配も楽なので是非チャレンジしてみてください。
情報お役に立てば何より
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手配記事
【徹底解説】キナバル登山の手配方法
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