【登山レポ】奥穂高岳(涸沢テント泊)

登山レポート

今回の山は『奥穂高岳』
憧れの穂高連峰の最高峰

登山日程:2023年7月15日~17日
今回は1日目に上高地から涸沢まで行き、
2日目に奥穂高岳か北穂高岳にアタック、3日目に上高地に帰る2泊3日のテント泊の山行です。
夜明け前に沢渡駐車場に到着。
残念ながら雨。
ちなみに駐車場は24時間入出庫可能、料金は1日700円。
駐車場の支払いは現金のみで、1万円は使えないので、お気を付けください。
始発のバスで上高地バスターミナルへ向かいます。
バス料金は往復2400円。
支払いは現金又はクレジットカードで支払いできます。
バスは進行方向左側に座ると絶景が見れるので、オススメです。
バスターミナルに到着したら準備をして、いざ出発。
ここから横尾まではほぼ平坦。
約11キロ3時間をひたすら歩く。
この3時間もぜひ楽しみましょう。

さて河童橋の絶景から歩くこと1時間で明神平。

明神平といえば、岩魚定食が有名ですが、我が家のオススメはぶどう酒。
一杯300円。
安くて美味しい甘めのワインです。
値段は忘れてしまいましたが、水筒にも入れてくれますので、夜のお楽しみに買うのも有りです。
みなさんも是非呑んでみてください。

更に1時間歩いたら徳沢。

徳沢と言えば、ソフトクリームですね。
コーヒーソフトも美味しいです。
ワタシが好きなのは数量限定のプリン。
SOLDOUTでなかなか食べれませんが、最高に美味しいので、売っていたら迷わず食べてください。

更に更に1時間歩いたら横尾。

横尾~涸沢間はトイレは無いので、必ずトイレに行きましょう。
ここから本格登山になるので、身支度をしっかりし、長めの休憩をとり、気合を入れましょう。
横尾山荘の食堂は11時から。
また売店も充実の品揃えではないので、ここで何か食べるつもりなら持参して方がいいと思います。
個人的には、上高地バスターミナルの売店に売っている『ちまき』がオススメです。

横尾は槍ヶ岳と涸沢の分岐点。
朝が早ければ早いほど、大きなリュック背負った人が沢山。

前回、涸沢へ行った時は、前泊で徳沢にテント泊してアタックザックで涸沢に行ったのにもかかわらず、かなりキツかったです。
この道をテントを担いで行くときは、体力つけて行くぞと決めてきました。

今回はそんなに暑くないせいか、体調も良く本谷橋からのキツめの登りも順調に登れました。
涸沢直下は雪が残ってましたが、ゆっくり登り無事到着。

12:40 涸沢に到着。
上高地からの所要時間は約6時間。
お疲れ様です!
夢を叶えたワタシはダンナと喜び分かち合う準備をしてたのに、ダンナは『テント場取ってくる』ってワタシを置き去りにして、走って行っちまった、、、
ハ、ハ、ハイタッチしたかったのに。
ダンナが場所を確保し戻ってきたので、リュックを背負ってテント場へ。
テント場遠い、、、しかも人多し。
石だらけの立地。

コンパネが借りられるからと思っていたらまさかのSOLDOUT。
マジか、、、涸沢。
こんだけの人がテント泊するんだからコンパネ増やしてよ。
しかも相当風強め。
気を抜くとテントが飛ばされそうです。
なんてブツブ言いながらテント設営完了。


ご飯を食べに再度、涸沢ヒュッテのデッキへ。
至福の時間です。

登って来た道を見ながら牛丼&うどんを食べました。
食事がてら明日は奥穂か?北穂か?どっちに行くか相談。
天気が良くないらしいから悩ましい。
結局、明日決めよう!ってことになりました。
今日はここに泊まるから、穂高を好きなだけ見てていいんだ。
なんて贅沢な時間。
涸沢での時間を堪能して、明日に備えて早めに就寝しました。

翌朝。
残念ながら天候は良くありません。

涸沢には勇敢なカッコいい山岳警備隊がいて、登山者を守ってくれています。
そのイケメン警備隊に奥穂か北穂かどっちに行ったらいいか相談。
北穂は風が強めに吹くからこの天気なら奥穂がイイのではとアドバイスをもらい、行き先は奥穂に決定。
ちなみに涸沢から奥穂へ向かうには2ルートあり、パノラマルートと涸沢小屋側から行くルートがあり、私たちはパノラマルートから行ったんですが、ガレ道でめっちゃ歩きづらい。

足を取られてかなり体力消耗してるのに、全然進んでない、、、
こりゃダメだと途中から涸沢小屋側の道に渡り、安心の登山道から目指し直し。

しかし、かなりの曇り空で周りは何も見えない。

ヘルメットをかぶり、手を使って登ります。

ヘロヘロになりながら、穂高岳山荘まであと20分の表示の所まで来ました、、、

アタシ、、、もう無理かも、、、と半分諦めていました。
諦め半分で羊羹を食べました。
羊羹食べたらみるみる体力が回復し、あと20分登れる力が戻ってきました。
そこからの20分、、、無心で登り、穂高岳山荘に到着!

ガスってて、まっっっったく景色は見れません。
寒いせいか、山荘の中は人だかりでいっぱい。
仕方なくラーメンとカレーを買って、寒い寒い外で食べました。

奥穂高の山頂はまったく見えず。

ただ『らーく』と言う声だけが聞こえてくる。
周りが見えないので超怖い。
声のする方からきた人に聞いたところ、落石を知らせるため『ら-く』と声を出しているとのこと。
無理だ、これは無理。
登頂は諦めて下山することにしました。

下山途中からガスが抜け、それはそれは素晴らしい絶景が見えました。

ここがあのザイテングラート?なんて確認しながらゆっくり楽しみながら下山しました。


涸沢小屋に立ち寄りました、
ダンナは奥穂を眺めなが生ビールを美味しそうに飲んでました。
頂上には行けなかったけど、ものすごい充実感。
のんびり過ごしてからテントに戻りました。

翌朝、周りの騒がしさに外に出ると、朝日が穂高に当たるモルゲンロートが!

美しい。
泣ける美しさです。
最終日にきてやっと晴天。
だんだん明るくなってきました。
穂高岳山荘も見えます。


穂高連峰を堪能したあと、
ゆっくり下山しました~。

山あり谷あり、楽ありゃ喜あり。


登山用品は【L-Breath】で

タイトルとURLをコピーしました